WEB小説紹介№067 「エデンの園で口付けを。」「路地裏のメリークリスマス」美澄 そらさん
エデンの園で口付けを。
※ファンアートをちょっと作り直してみました。
エデン、原罪として林檎をチョイスしてみました(*'▽')でも実際、あれはザクロだったりと所説あるらしいです(たしか)
薄っすらと彼女たちを残し、少し画像に擦れた感じの白を入れてみました。
あらすじ引用(作者様に許可を取ってます)
幼馴染みの美琴と凪。
同じ高校を目指していたはずの二人だったが、凪の「高校に行かない」の一言に二人の関係が変わり始める。
ただ、恋に気付いた。それだけ。
奇病×百合:☆☆☆☆
考えさせられる:☆☆☆☆
色んな形の恋:☆☆☆☆
本文一部引用(作者様に許可を取っております)
レースのカーテンが穏やかに揺れている。
日の光がその複雑な編み目に透けて、きらきらと木漏れ日のように彼女に降り注ぐ。
艷やかな黒髪が、清流のように枕の上を流れて、柔らかな白い頬が微かに赤く染まっている。
暖かな小春日和。微睡みの中に居るような心地好さ。
小鳥の囁くようなさえずりが耳をくすぐる。
このまま、永遠に時が止まってしまえばいいのに。
「
凪 ちゃん」柔らかな頬に触れると、彼女の黒目勝ちな眼がゆっくりと開いてわたしに焦点を合わせた。
「
美琴 」
いつも澄んでいる凛とした声は、寝起きのせいで少し掠れている。
そうして、愛しそうに微笑むから、わたしは吸い寄せられるように彼女に口付けた。
凪ちゃんが薬を辞めてしまう半年前。
わたし達はまだ中学生だった。
夏休みが明けて、学園祭の準備に追われていた秋の始まり。
二人だけしかいない夕焼けに染まる教室。
大きな画用紙が机いっぱいに広げられていて、二人で油性ペンを使って、クラスの展示物を紹介するポスターを書いている。
ざわめきが遠くて、まるで水の中にでもいるかのようにわたし達の周りだけ静かだった。
そんな中、
「高校、行くの辞めようと思う」
凪ちゃんが、ぽつりとそう告げた。
いつもの他愛のない会話の一部みたいに、小さな小さな一言だったけれど、その一言はわたしの心に大きな波紋をもたらした。
原罪病という奇病という設定も好きですが、二人の関係性が変わっていく描写や流れなども改めて秀逸でした(*’∀’人)
ネタバレになるのでアレですが個人的には「ねえ、美琴。答えはわかった?」のセリフあたりが好きですo(≧∇≦o)(o≧∇≦)o
気になる方はぜひお読みくださいませ
ここからはサプライズです(*’∀’人)
クリスマスプレゼント🎄
路地裏のメリークリスマス
拗らせちゃった大人の皆様へ。
シーズンものとしてファンアートを作ってみました!
こちら裏路地とクリスマスの画像を重ねております(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡
ウエディングドレスも大事なテーマですので上手い感じに入れてみました。英文は翻訳から抜粋してみました。英文のフォントなどは柔らかめな感じに仕上げております。
文字数:3783文字とサクッと読める作品。
いろいろと拗らせてしまっている大人に見てもらいたい(*’∀’人)