WEB小説美術館・まほろば

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WEB小説紹介№057「語り散るカタルシス」「43ミリ口径の銃創」「桜の木の下には愛が詰まっている」稀山 美波さん

散り散るカルタシス

作者:稀山 美波

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散るとはつまり、解放だ。

解放とはつまり、決別だ。

あらすじ引用

『散る』というのはつまり、カタルシスである。
散ることとはつまり、解放である。
解放とはつまり、決別である。 

 

kakuyomu.jp

ジャンル/現代ドラマ

タグ/短編 桜 カタルシス 解放 散る 決別

衝撃のラスト:☆☆☆☆

決別はいつだって:☆☆☆☆

散の言葉遊び:☆☆☆☆☆

 

散で埋め尽くされた文章。そこから辿り着く物語の結末。

短い文章の中に詰まった主人公の想い。

1,378文字に込められた濃厚なお話をご覧くださいませ(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡

 

本文引用

語る、散る

 『散る』というのはつまり、カタルシスである。

 

 圧をかけられた感情が、一点に凝り固まった心の内が、鬱屈とした心情が、解き放たれる。あるいは、何かしらの臨界点を越した物質が、何かしらの形で解き放たれる。有にしろ無にしろ、抑え込まれていたものはすべて、最終的に『散る』というかたちを取るのだ。

 

 鬱憤が溜まった際、あなたはどうするだろう。

 抑え込まれていた感情を解き放つべく、感情の赴くままに『散財』するのではないだろうか。

 

 失恋した際、あなたはどうするだろう。

 鬱屈とした心情を払いのけるべく、『散髪』をしたりするのではないだろうか。

 

 執筆していた小説に納得がいかない際、あなたはどうするだろう。

 すべてを投げうって、窓から原稿用紙を『散逸』させたりするのではないだろうか。

 

「ここも懐かしいなあ」

 

 散ることとはつまり、解放。

 言わば、決別でもある。

kakuyomu.jp

 

 ***

 

43ミリ口径の銃創

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言葉は弾丸に似ている。

kakuyomu.jp

あらすじ引用

彼女の43ミリ口径が刻んだ銃創は、今だ俺の胸骨を軋ませる。

 

「ごめんなさい」という言葉の後がずるい:☆☆☆☆

言葉は弾丸に似ている!:☆☆☆☆

胸が撃ち抜かれる:☆☆☆☆

タグ/短編 弾丸  銃創 言葉 恋愛

5000文字未満の一話完結。

言葉の詰め込まれた物語(*´ω`*)是非にお読みくださいませ✨

 

***

 

 

 桜の木の下には愛が詰まっている

 

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桜の木の下に埋まっているのは、

屍体なんかじゃない。君への、愛だ。

 

あらすじ引用

『桜の木の下には屍体が埋まっている』

この小説を僕に紹介してくれた彼女は、それこそ桜の花弁のような美しさを有し、今にも消え失せてしまうかのような儚さがあった。

高校の図書室にいた彼女と、彼女に一目惚れした男。
桜の咲く季節に出会った二人は、次の桜の季節を迎える。

窓の外から見える桜の木の下には、何が埋まっているのだろう――

 

確かに愛が詰まっていた!:☆☆☆☆

そういう展開か(嫌いじゃない):☆☆☆☆

 

タグ/KAC20205 高校生 恋愛 

4000文字未満の想いの詰まった恋のお話。

 

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