WEB小説紹介№069 「砂糖を吐きそうなほど甘い言葉」徳井優(そうま)さん
砂糖を吐きそうなほど甘い言葉
あらすじ引用
曖昧な感情に振り回される男子大学生の話。
ジャンル:恋愛・ラブコメ
タグ:大学生/恋愛
文字数:2684文字
せっかくなので、ファンアートを作り直してみました٩(ˊᗜˋ*)وフフフ
切なくも柔らかい感じの雰囲気とタイトル等のフォントの影も工夫しております。
スイーツが食べたくなる:☆☆☆☆
甘くて、苦い:☆☆☆☆
切ない:☆☆☆☆
描写の端々に散りばめられたスイーツ。主人公の葛藤などが丁寧に描かれております(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡
本文引用(作者の許可を取っております)
実家に居た頃、パティシエールの母親がよく言っていた。「青春はガトーショコラだ」と。甘くて、苦くて、そしてホロッと崩れそうな心。何を言ってるんだと思っていた。さっきまでは。
「また明日」
「ま、また、明日」
もっと傍に居たい、という心の言葉を噛み殺すのに時間がかかった。結果、自分の声がぎこちなくてとてもダサい。中高と男子校出身で大学二年の今も親族以外の女性と無縁という事実が露呈したかと思ったが、相手は変わらない笑顔で手を振って俺の横から離れた。
改札を通った相手の姿が見えなくなったところで、俺も帰路につく。周囲には先ほどの俺たちのような男女が何組か居る。傍から見たらプリン・ア・ラ・モードみたいな華やかなカップルに見えていたのかも? なんて思ってしまう。いや、何考えてんだ俺。下を向いて口を手で押え、早足でその場を離れた。
明日も逢えると思ってテンションがあがったが、明日の授業ならきっとアイツも居る。いつも通りなら、アイツは彼女の横に座って講義を聞かずに眠り、終わったら彼女に起こされて、起こされたことに不機嫌な顔して教室を去っていくんだろう。アイツに限らず真面目に受講しない奴を見るとイライラする。何のために大学来てんだよ。
スマホが震えた。テスト期間や課題を出された時以外では珍しい彼女からのメッセージだ。
「徳井くん、突然だったのに愚痴聞いてくれたり駅まで送ってくれたりしてくれてありがとう。優くんと仲直りできるように頑張ってみるね」
「気にするな。また何かあったら聞くから」
続きはこちらから(*’∀’人)
↑こちらは去年贈ったファンアートです٩(ˊᗜˋ*)و
白を基調とした感じで仕上げております✨
学生のその時その時の瞬間を写真に収めた感じをイメージ。スイーツなど合成で入れております。