WEB小説紹介№037 「サマースマイル・アゲイン」「鎌倉以上、江ノ島未満」 タカトウリョウさん
サマースマイル・アゲイン
タカトウリョウ
なろうに掲載
http://ncode.syosetu.com/n1004ev
この恋を、この夏を、
たとえ大人になっても
ボクはきっと忘れない──
あらすじ
校内透明人間のボクに唯一手を差し伸べてくれた、真冬生まれの美少女、真夏ちゃん。そんな彼女にボクは今、決して実ることのない恋心を抱いているーー。平成最後の夏に送る、痛くて切ない、ちょっぴり歪んだ恋物語。
本編一部抜粋
「どうして優しい人ほど早死にしちゃうんだろうね」
と
真夏 ちゃんが悲しそうな顔をして呟いた時、ボクは少しだけ考えたふりをして、
「どうしてなんだろうね」
と呑気な口調で答えた。
ローカルテレビ局の美人気象予報士が、昨年より一週間以上も早い梅雨明けを宣言した日の午後。真っ白な陽射しが照らす、チョークの匂いに満ちた二年D組にはもう、ボクと真夏ちゃん以外に生徒の姿はない。日直を任されているボクは今、親友の真夏ちゃんを巻き込んで、放課後の業務の真っ最中なのだ。
窓際最前列の席を二つ仲良くくっつけて、ボクと真夏ちゃんは対面した形で椅子に座っている。学級日誌に今日のクラスの様子を書き連ねているボクに、スマートフォンのニュースサイトの記事に熱視線を送っている真夏ちゃん。
道路に飛び出した小学生を助けようとして、バキュームカーにはねられて即死した地元市内の高校球児を、真夏ちゃんは心底不憫に思っているらしい。きりりと整えられた眉毛をハの字にし、今にも泣き出しそうな顔をしている。片やボクはその哀れ高校球児の死に様を、ベタだなあ、滑稽だなあ、くらいに思いながら、目の前の美少女にじっと見惚れていた。
冬木真夏 、十六歳。十二月十二日生まれの射手座O型、バストサイズはエクセレントなEカップ。真冬生まれなのに真夏と名づけられた真夏ちゃん。真夏の太陽のような後光を放つ、いつも元気いっぱいの真夏ちゃん。そんな彼女にボクは今、熾火のような恋心を抱いている。
きっかけは、本当に些細な出来事だった。
高校入学早々、友達作りに乗り遅れたボクは、休み時間になるといつも一人、自席で文庫本を広げていた。元々内向的かつ地味なボクの入学前の目標は、友達を一人でも多く作ること。その年のお正月には「脱陰キャラ宣言」などと書き初めし、自室のドアに貼りつけたくらいだ。気合だけは入っていた。でも、生まれ持っての性格は、やはりそう簡単に変えることは出来なかった。
結局、派手グループ、普通グループ、地味グループのどれにも属することが出来ず、完全に孤立したボクは、校内透明人間に徹する覚悟を決めた。言うまでもなく、部屋に飾った書き初めは、跡形もなく破り捨ててやった。高校入学から一ヶ月と経たずして、ボクの目標はあまりにあっさりと崩れ去ってしまったのだった。
なろうに掲載
http://ncode.syosetu.com/n1004ev
作成過程♩.◦(pq*´꒳`*)♥♥
まず作品のイメージが夏空なので、画像を探しました。
真っ青な空ではなく、浅葱色をセレクト
画像を少々弄って、雰囲気を付けます(*´ω`)
こちらは手をつなぐ写真と駅のホームを合成しました。
最後の二つを組み合わせて、なんやかんやあって、こうなりましたo(≧∇≦o)(o≧∇≦)o
ばーーーん
英文はあらすじから引っ張ってきました。
青春とは黄金✨
という事で金色を入れてます。
最後にTwitter用のサイズも作りました(*´ω`)♪
なろう掲載
http://ncode.syosetu.com/n1004ev
鎌倉以上、江ノ島未満
「カレとの心の距離を江ノ電に例えるなら、鎌倉からスタートした気持ちはたぶん、江ノ島の手前くらいで停まっちゃたんだろうなあって、そう思ったの」
という心の距離を駅間にたとえた恋のお話。
江ノ島に行きたくなりました(*’∀’人)
江ノ島いこうよ:☆☆☆☆
描写がいい:☆☆☆☆
締めくくりが好み:☆☆☆☆
さくっと読める短編です♩.◦(pq*´꒳`*)♥♥*
製作過程
毎度おなじみ(*’∀’人)
元々の画像を合成します
大枠をつくって出来上がりはこちら♩.◦(pq*´꒳`*)♥♥*