WEB小説美術館・まほろば

WEB小説の紹介用。全てファンアートを贈った作品のみの展示になります。

WEB小説紹介№05 ソラのイロ「亜房さん」

         ソラのイロ

著者:亜房さん

https://ncode.syosetu.com/n5002fe/

なろうにて公開中

 

これは主人公になれない路傍の石の物語

あらすじ

「【君の人生と言う物語】は君が主役だ!」とみんなが言う。

でも誰もが物語を持てるわけではない。

脇役であり続け擦り切れたり、隅に押し込められて迫害されたりする。

そんな物語を持てない人の物語。

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https://ncode.syosetu.com/n5002fe/

表紙画像は様々な空を入れた感じの仕上がりにしております(*'▽')✨

夕焼けや青空。

何気ない日常の風景と登場人物たち。

 

プロローグ抜粋

『諦める』

 

この言葉は大体状況が悪い時使われる

つまりこの言葉に溢れた僕の人生は大体状況が悪いということなのだろう。

 

こういう事を僕が言っているのを聴くと

聴く人聴く人が『たまにはいいことある』だの『みんなそういう思いしてるんだ』とか

無責任な言葉で傷口を埋めようとして広げる

別に『いいことが1つも無い』訳ではない。幸せそうな他の人の人生からして見ればちゃちなものかも知れないが

例えば『こんな所に見晴らしのいい静かな場所があったなんて…』とか。『意識せずにバス停に行ったら着いたタイミングにバスが来た』とか。

下らないと笑えばいい。僕は確かにそう言うときに幸福を感じるのだ。

 

しかし、『禍福は糾える縄の如し』とはよく言ったもので、人生で感じた幸福を打ち消して余りある悪いことが身を打つものである。身体の痛みであれば底意地の悪い後遺症ですらも消せるような時代だが、精神的苦痛は一時的に忘れたとしても『類似的な事態』が起こった時に確実に心を苛み醜い爪痕を残す。

 

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文哉は全てを【諦め】て生きていた

澄香は全てを【妥協】して生きていた

火奥は全てを【退屈】して生きていた

左回りの時計が手元に存在しなかった為に、後悔する事しか許されずに。

スイッチが切り替わって始まる

リアリスティックでバイオレンスな 世界の路傍の石のお話

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ソラのイロ

https://ncode.syosetu.com/n5002fe/

 

 イラスト追加

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誕生日記念にPV動画を作ってみました♩.◦(pq*´꒳`*)♥♥*