WEB小説美術館・まほろば

WEB小説の紹介用。全てファンアートを贈った作品のみの展示になります。

WEB小説紹介 №03 「境界線上の魔法兵器(ソルシエール)」「煉獄青年」「 3分後、その世界はノイズに消える」 n00neさん

 

境界線上の魔法兵器(ソルシエール)

 

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その昔、魔女と呼ばれる兵器がいた――魔女狩りから始まる悲哀譚。

 作者:n00ne

 

 あらすじ

17世紀フランスーーそれは、魔女狩り全盛期。
人々は、無実の人間を『魔女』とし殺すことに躍起になっていた。
そんな中、魔女として殺されそうな少女が1人。
彼女は、本物の『魔女』に助けられ、数奇な人生を辿り始める――。

史実と虚構を織り交ぜたダークローファンタジー、開幕。

※この小説は、『境界線上の魔法兵器(ソルシエール)~Fragment~』の長編版です。Fragmentを読まなくても最初からお読みいただけます。

 

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 あさぎ かな

魔女と世界観など好きな要素がたくさん。
この魔法兵器が何なのか。割と序盤でヒントに辿り着く。

魔女の存在と世界。
今後どう交わるのか、期待できる作品です。

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冒頭の一部抜粋

 

1:歪曲された魔女。

少女、魔に触れる。

 

***

 

……わ、だしがっ……魔女、でずっ……!も、もう、許じて……っ!」

 

 現在のフランスに相当する地域のとある村で、1人の少女が嗚咽を漏らした。

 彼女は手と足と腰を縄で椅子に縛り付けられ、固定されていた。その椅子の背もたれから伸びるロープが滑車に繋がっており、ロープを上げ下げすることで、川に沈めたり浮かばせたりできるようになっていた。

 溺れ死ぬ恐怖と息のできない苦しみを、十二分に味わわせることができる、残酷な装置だった。

 そんな装置による審問リンチが始まってから20分。

 憐れにも魔女の嫌疑をかけられた14歳の少女は、精神が強いはずもなく、魔女であることを自白してしまった。

 その自白に、周りの審問官たちは躍起になった。

 

「おい、今自白したぞ!」

魔女だ、、、魔女がいたぞ、、、、、、!」

 

 ――時は17世紀初頭。

 牛やヤギが平然と歩き、鬱蒼とした森に覆われた農村。

 かつては、牧歌的で平和な場所だった。

 今では魔女狩りが横行し、殺伐としている。

 不確定な証言に踊らされ、残虐この上ない拷問と処刑を執行する、悪魔のような所業が蔓延はびこり、悪夢のような状況にあった。

 農家の娘であるこの少女も、魔女狩りの憂き目に遭っていた。

 普段通り過ごしていたらある日、家に押し掛けられて魔女として連行され、審問リンチを受けた。

 少女からすれば「最悪」の一言に尽きるわけだが、異端審問官にとってみればそんな感情も言葉も、屑同然であった。

 

 

 

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web小説PV 境界線上の魔法兵器(ソルシエール)

小説のPV動画

 


✨せっかくなので、もう一つの作品もご紹介します✨

煉獄青年

 

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不死の魔人は、たった1人の少女への報いの為に、炎を手に立ち上がった。

あらすじ

※かなり残酷な描写があります。苦手な方はブラウザバックを推奨します。

人を殺すことに、何の違和も無い世界。その世界で青年は、ただ煉獄を執行する。
ただ、それだけの筈だった。

呪われた青年。魔人。人間。知恵喰らい。その全てが混ざり合い、大勢が音を立てて崩れ去る。
これは、とある復讐の物語。

 

 

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※イラストは陸一じゅんさん

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カッコいいですね(*´ω`)

 

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【短編】

3分後、その世界はノイズに消える

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どこにでもある、一個世界が終わる話

 あらすじ引用

抗える手段も何もない。
受け入れて、待つしかなくなった。
たった3分で思えることなんて、雀の涙のようなものだけど。

これは、何の変哲もない、世界の終わりの話。

 

 タグ/KAC6 異世界 短編 終末 勇者

着眼点が好き:☆☆☆☆

消される世界の切なさ:☆☆☆☆

刺さる人には刺さる:☆☆☆☆

 

ネタバレになってしまうのであまり言えませんが、その世界の人たちにしてみれば青天の霹靂。

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